しんごうざん だいほういん いちのみやじ
香川県高松市一宮町607
JR予讃線たかまつ駅⇒15km
高松西ICから五色方面へ。その後県道180号線を進む。約30分。
82番根香寺から約15km
当山は、大宝院と号して大宝年間に、義渕僧正により開基せられましたが、後行基菩薩によって寺号を神毫山一宮寺と改め、末寺を併せて十四ヶ寺となりました。
更に大同年間(806〜10)に弘法大師によって、聖観音菩薩が本尊として安置され、伽藍も再興せられたと伝えられています。
天正の折、当山もことごとく灰燼に帰したが、再び中興宥勢大徳により復興され、現在に至っています。
尚、延宝年間高松藩初代松平頼重公によって神仏が分離しました。
ここが見所
●一宮御陵:宝治元年(1247)の銘があり、前の田村神社の祭神である考霊天皇・百襲姫命・五十狭芹彦命の供養塔と言われてますがが定かではないとのこと。
●地獄の釜:薬師如来の小さな祠。ここに頭を突っ込むとゴォ−という地獄の釜の煮えたぎる音が聞こえると言われています。但し、悪いことをした人がこの中に頭を入れると扉が閉まって抜けなくなるという言い伝えもあります。この祠にはさまった「おタネばあさん」という方がおられたそうです。