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略縁起
弘仁の昔、当山山麓に、機を織って暮らしている娘がありました。そこへ後の弘法大師が旅僧姿で現われて、衣服を繕う布きれを所望されたところ、その娘は今自分が織っている布のまん中から惜しげもなく切って差し出しました。僧はこの行為に感動して、娘の願いをいれ千手観音の像を刻み、また娘の願いによって剃髪得度させ、灌頂を授けたところ、娘はその身から光明を放って千手観音の姿にかわった。
そこで、大師は嵯峨天皇に奏請して一寺を建立して得度山灌頂院切幡寺と名づけた。
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厄払いの願いをこめて置かれた小銭のある女坂男坂と名付けられた長い階段を登り本堂へ。はたきり観音を奉る切幡寺。しゃちほこの形をした石の灯篭が珍しい。昨年訪れた時には、ちょうど縁日の祭りの最中で、参道わきには出店が多くならんでいた。
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