略縁起
弘仁六年、弘法大師の開基と伝えられています。大師42歳の時諸人と共に危難を除くために、薬師如来の尊像を刻んで寺を建て、金剛不壊の護摩壇を八畳岩に築き、十七日間の御修法を行って、堂塔の前に五色の藤を植えたという由緒から、金剛山藤井寺の山号がおこったのだといいます。
現在の伽藍は、幕末、万延元年(1860)に再建されたものであります。
約三百米の山上には、大師が護摩壇を築かれた八畳岩があり、弁財天を奉祀しています。
本堂より焼山寺への道を四百米を登った所に奥の院があり本尊に大日如来を安置してあり、明治四十四年国宝に指定されました。
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