略縁起
当山は第四十代天武天皇の御勅願の道場として、白鳳二年(西暦673)の御開基です。元妙照寺と号し、境内八町四方寺家十二坊、阿波国司庁に隣接し盛隆を極めておりました。弘仁六年春、宗祖弘法大師が四国霊場開創の砌、昼夜斎戒汁洛して、御丈八尺余の十一面観音菩薩を刻まれ、尚大師自ら楊杖で一夜の裡に井戸を掘られ、井戸寺と称えました。
其の後何度か災難に遭いましたが、今では立派に再建成り、輪喚の美、昔をしのいでおります。
重要文化財としては、十一面観音像、弘法大師作(平安初期)・日光 月光菩薩二軀(平安時代)金剛胆蔵大日如来二軀(室町時代)・仁王像(一丈二尺)二軀(鎌倉時代)。
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