|
|
当山は、聖武天皇の御宇行基菩薩の御開基でありまして、弘法大師四国御巡錫の砌、中興遊ばされ、本尊は行基菩薩の作御丈四尺八寸脇仏聖観音五尺七寸と共に重要文化財です。本尊大日如来の御縁日二十八日に因み四国第二十八番の霊場と定められました。尚大師末世の衆生に利益を貽さんと楠の立木に薬師如来の尊像を彫刻せられ奥の院(一丁奥)となし給う、楠は明治初年の大風に倒れその跡に一堂を建て霊木を安置しました。世に爪彫り薬師とよばれ特に首より上の病に霊験あり遠近の参拝者多し又堂側の岩下より清水湧出す。これが大師加持水であります。
住古は七堂伽藍、末寺脇坊等悉く備わり慶長以後寺堂の修繕総て藩宮でありましたが、明治四年廃寺となり同十七年再興せられ栄枯をたどり今日に至っております。
|
山門
|
本堂
|
|
|
大師堂
|
爪彫薬師
|
|
|
御加持水
|
奥の院へ歩くおへんろさん
|
|
|
|
ここが見所
*奥の院の爪彫薬師:弘法大師が楠の大木に薬師如来を刻まれたことからこの名がつきました。
首から上の病気に霊験があると言われており、ご利益をいただくと自然に穴のあいた石を奉納することが習いとなっています。
*大師の御加持水:奥の院横に流れ出る霊水は大師の御加持水として古くから尊ばれ渇水時にも枯れたことがないそうです。また、高知県の名水にも選定されています。ご参拝のおり是非どうぞ!
|