JR土讃線ごめん駅⇒土佐電鉄バス領石行(約15分)⇒国分寺通 下車
南国ICから南国方面へ国道32号線進み、県道45号線へ入る。バス停国分寺通を右折。約5分。
28番大日寺寺から約12km
当山は聖武天皇の勅を受け高僧行基によって天平十三年に開基された寺である。天皇自ら、金光明最勝王経を書写して納められ、天下泰平、五穀豊穣、万人豊楽を祈る勅願所として建立され、金光明四天王護国之寺と定められた。後に弘法大師巡錫の砌中興され、四国第二十九番霊場となった。
歴代天皇の尊信篤く加護され、のち長曾我部国王、山内藩主より寺領を受け、伽藍の維持が計られてきた。明治三十七年金堂が当時の内務省より特別保護建造物の指定を受け、ついで昭和七年国の補助を仰ぎ、解体大修理が行われた。
大正十一年には往時を偲ぶ土檀が残っていることから境内地全域が史跡として国の指定を受けた。現在、金堂や仏像、梵鐘等重文を有し、一二五〇年の歴史を今日に伝えている。
ここが見所
*ひとこと地蔵:一つだけ願いを叶えてくれるというお地蔵さんです。ある主婦が夫の禁酒を願かけしたところ叶えてくれたので最近では「酒断ち地蔵」と呼ばれています。
*庭園・句碑:中門を入った左に俳人・高浜虚子の5女高木晴子の「来し方を行く方を草朧かな」句碑があります。庭園の杉苔が大変美しいです。